カートをはじめよう 1/3ﾍﾟｰｼﾞ
シーズンオフのトレーニングにカートを活用するドライバーも少なくありません。ミハエルシューマッハや故・アイルトン・セナもその一人でした。
Ｆ１といえば、最先端技術を凝縮した【走るハイテクノロジー】ですが、対してレーシングカートはどうでしょう。
写真をご覧頂ければお分かりの通り実にシンプル。
これ以上削りようのないほどに【裸一貫】という感じです。
しかし走りの挙動や、コントロール技術においてはフォーミュラーカーに最も近いと言われているのがこのレーシングカートです。
レーシングカートの最低地上高はおよそ２センチ。ドライバーの体はむき出しなので、体感速度は実際の速度の２倍から３倍と言われています。
実際の速度は裕に100キロを超える為、体感速度は３００キロを超えるという事になります。
またコーナリング中にドライバーが受ける重力は２Ｇから３Ｇ。つまりドライバーの体重の２倍から３倍の重さを受け止めながらドライブしなければなりません。
Ｆ１と違ってシートベルトがないので、腕、腰、背中、足、首、と全身でその重力に堪えなければなりません。
ちなみにＦ１では４Ｇから５Ｇと言われています。
