カントク直伝カート講座

皆さんこんにちは。
今年も梅雨に入っています。
この時期は必然として、レインレースの可能性が高くなってきます。
という事で今回は「レインタイヤ」について...。
皆さんもお察しの通り、ドライタイヤであれば、やはり新品タイヤが一番グリップします。
ところがレインタイヤにおいては、そうとは限りません。
夏場で、コース上に水の少ないコンディションや、雨が上がって乾いてくると予想されるコンディションでは、同じレインタイヤでも新品より中古の方が速く走れる場合があります

これは、路面上の水が少なくなる事により、レインタイヤの軟らかいコンパウンドのオーバーヒートや、路面μの上昇により、パターンブロックの構造が絶えられなくなる等、ウエット路面用に開発されたレインタイヤのいわば「弱点」のようなもの。

こんなときに劣化して硬くなった中古のコンパウンドや、減ってハイトの低くなったパターンブロックがマッチしちゃったりする訳です。

つまり、レース用のレインタイヤは新品が1セットあればいいという事ではないのです。
どんなに使い込んだ物でも、持っているレインタイヤは全てサーキットに持ってきておきましょう。

特に、決勝前に雨が上がり、路面が乾いてくる事が確実で、且つ、ドライタイヤでは難しい時...。

こんな時は間違いなく2年前におろした中古の5分山でしょう!!
最後尾からでも勝てちゃうかも...。

 

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