カントク直伝カート講座

みなさんこんにちは。

 レース中、前のカートを抜けずに自分のスピードを発揮できない選手の事を、エッフェガーラでは「抜けない君」と呼んでいます。
当然の事ながら、「抜けない君」だって、何とかして抜こうと頑張って走っているハズ。
では、どうして「抜けない君」なのか?? その理由を考えてみました。
抜く(パッシング)という作業があまりにも大きなイベントになってしまっている。
つまり、パッシングに成功すれば大喜びのガッツポーズ
失敗すれば「あ〜駄目だったか...」と
「一か八かの賭け」になってしまっている可能性があります。

これはパッシングに自信が無いからで、経験不足が最も大きな原因でしょう。

一点で向きを変えるテクニックを身に付けていない。
ブレーキングで相手のインを刺して抜く場合
相手に「やられた!」または、「コイツ、嫌だなぁ」と思わせる並び方をし、相手の邪魔をしながら、自分は立ち上がりに向けて向きを変えなければいけません。
これには一点でクルッと向きを変えるテクニックが有効になる場合が多いです。

他にもいくつか要因が考えられると思いますが、それらの要因が基になって...
結局は「ビビッている」だけだと思います。

 とにかく、「インに飛び込む勇気」。これが第一歩です。
そこから失敗と成功を繰り返していくうちに「パッシング」というものが日常に変わっていくのです。
普通にコーナリングするのと同じ様に、「入ったり」、「入られたり」がに出来なければ、その先にある「レースの組み立て」という授業を受けられませんよ...。

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