カントク直伝カート講座

皆さんこんにちは。
  
さて、練習に行くと気になるのは、やはり「ラップタイム」なんでしょうか!?
ちょっと待ってください!!それじゃ、「ジムカーナ競技」と変わらないのでは!?


 近頃はデータロガー(アルファノ、ラップコム、マイクロン、ユニプロetc...)が当たり前のように装備されていて、走行しながら容易にラップタイムを確認できる様になりました。

これが使用方法よっては、選手一人一人のタイムアップに役立っているのも事実だと思います。
つまり、「速いドライバー」が割合的には増えていると思います。
反面、ラップタイムを気にするがあまり、実際のレースに必要とされる「抜き方」、「抜かれ方」、「混戦時のポジション取り」、「前方クラッシュの回避能力」などの...
いわゆる『レーステクニック』が備わったドライバーが育たなくなってきているような気がします。

つまり、「強いドライバー」が少なくなってきていると思うのです。

 レースにおいて、速く走れるというのは確かに大きなアドバンテージです。
しかし、それだけで良い結果を残す事は難しいと思います。

皆さんも「速いだけじゃレースでは勝てない」という言葉を聞いた事があるかと思います。

練習時にラップタイムを計測するのは確かに有効な練習法ですし、計測するのは当たり前だとも思います。

・・・が、走るたびに、何かをするたびに、その結果が「数字(タイム)」という考え方は危険です。

「タイムはあくまでも参考程度に...」という気持ちで「感覚」を尊重した練習スタイルに切り替えてみてはどうでしょうか??

 チーム員や仲間同士、同じクラスの何人かで練習に行った時など、データロガーのスイッチをオフにして「ガチンコぶつかり合いでの練習」なんてのも、たまにはいいかも知れませんよ!!

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