カントク直伝カート講座

今回は「リヤシャフトベアリング」．．．。
　　　　　
　よく、リヤシャフトの回りが悪いだけで、ベアリングを交換しようとする人がいますが、そこは「芯だし」等のメンテナンスに依存する部分ですから、きっちりとメンテナンスをした上で交換するか否か判断しましょう。

また、ベアリングを回すと、「シャリシャリ」又は「ゴロゴロ」音がする場合．．．。
これは殆どの場合、ベアリング内を清掃した後、「グリスアップ」すれば問題ないレベルまで回復する事が多いです。

上の程度では、ベアリング自体を交換しても期待するほどの効果は得られず、パーツ代がもったいないです！！

では、どのような状態になったらベアリング交換をすべきなのか！？

　きっちりメンテされた状態で、シャフトの端を握り、上下に力を加えます。そこでガタを感じたらベアリングの交換をオススメします。
つまり、シャフトにイモネジで固定されてるベアリングのインナーガイドに、「ガタ」を感じるという事は「ベアリングのボール」又は「ガイド」が減って、クリアランスが大きくなってしまっているという事。

こうなってしまうと、駆動面だけでなく、「フレームの動き＝コーナリング」にまで影響してしまいます。

こうなってしまわないように、ベアリングの清掃→グリスアップはまめに行ないましょう。
このメンテをこまめに行なうだけで寿命は大幅に伸びるはずです。

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