カントク直伝カート講座

 近頃、ローリングでプラグをカブらせてしまい、スタートできない選手がよく見られます。
そこで今回はレース初級編、「ローリングの仕方」です。
ローリングのペースはポールシッターに権限があり、駆け足程度のスピードから、ハイスピードなものまで、さまざまなペースがあります。
最近では安全性の問題からスピードを抑えるようになってきました。
レーシングスピードよりはるかに低い速度でノロノロ走るわけですから、カブりやすいのは確かです。
 では、どうすればカブらず、ロケットスタートを決められるのか?

@「アクセルワーク」とA「前車との車間」。

この2点に注意さえすればそうはカブりません!!

@アクセルワークはONかOFF。ハーフアクセルを続けない方がいいでしょう。
ONかOFFといっても「デジタルアクセル」はいけません。エンジンのトルクを感じながらゆっくり開けていきましょう。

A前車には近づきすぎないこと。アクセルを開けたい時、すぐ開けられるようにある程度の車間を保ちましょう。
視線は遠くに置き、前車がアクセルオンするよりも早くアクセルを開けられるように集中しましょう。

キャブのセッティングも、通常走行時のままでは濃く出てしまうのでニードルを絞るかホースを指でつまむなどして工夫しましょう。

また、前車といっても目の前のカートだけではありません。
自分より前のグリッドでスタートする全車の動きを観察しながらポジション取りをしていきたいものです。

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