カントク直伝カート講座

 今回は過去のチーム員のレースで見られたトラブルを例に挙げてみましょう。
それは、全日本ICAクラスにスポットエントリーしたKマン選手。
スポット参戦ながら決勝7番スタートという素晴らしい活躍を見せ、結果が期待されました。が、ノイズボックスが脱落するというトラブルでピットイン。大きく順位を落としてしまい、彼のレースは終わりました。
脱落の原因は、直前のクラッシュを避けようとして縁石に大きく乗り上げ、そのショックからと思われますが、その程度ではずれるようでは取付の段階でミスがあったと考えられるでしょう。

また、普段から「ノイズボックスにもステーがあった方が安心!」とアドバイスを受けていたにもかかわらず、それを実行していなかった事がレースを終えた大きな要因と言えるでしょう。
レースに出場する以上、「悔いの残らない良いレースをしたい」というのは誰もが同じ思いのハズ!
それならば、せめて、アドバイスを受けたことくらいは実行しておいた方が。悔しい思いをしないで済むと思いませんか?

この苦い経験でKマン選手はノイズボックスにステーを付けるようになりました。
Kマン選手だけではありません。みなさんもこの講座を読んだ時点で同じです。

「転ばぬ先の杖」です...。

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