カントク直伝カート講座

「今年の冬は比較的あったかいな〜」と思う今日この頃。

来月には新春早々「PRDウインターカップ」がもてぎで開催されますが、その頃になればきっと「激寒」のハズ。
「こんなに寒いんじゃグリップしないよ〜」と半ベソのアナタにワンポイントアドバイス...。
特に、「PRDウインターカップ」はタイムトライアルの順位が大きなウエイトを持つ「国際ルール」を基本にレース形式が構成されます。

過密なレーススケジュールの為、朝一番の氷のような路面で実力を発揮し、いいポジションにつける為には、それ相応の走り方、セッティング等考えていかなければならないでしょう。
冷え切った路面では、何をどうしたところでタイヤと路面のグリップを上げるには限界があります。

そんな状況では、その低いグリップレベルに見合ったフレームセッティングが必要です。
事前の練習の段階でオイシイ「エア圧」を探し出し、それに合わせてフレームの剛性を変えてみましょう。「こういう時にここを変えるとこうなる!」という風にできるだけ多くのデータを取っておくと、本番の時に大きな武器になります。
 また、グリップレベルが低い事で、アクセルを開ける時間も短くなるだろう...。という考えから、「ギヤレシオ」0.1〜0.2程上げるというのも有効かもしれません。(できればあまり上げたくないですケド...)

とにか〜く!! 「グリップしないから、タイヤが温まるまで...」なんて消極的な走りではぜっっっったいダメです!!
一番大切なのは、ピットアウトした瞬間から、「温めてやるぜ〜!!」という気持ちで積極的に攻めていく事。
そうすれば結果的にタイヤの温まりも早くなるし、路面の状況も瞬時に把握できる事でしょう。
結局は、メンタルじゃん...という事ですな。


それでは皆さん、よいお年を...。

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