今回は実践編。「パッシング=抜き方」です。練習中やレース中に、追いついて、コーナーでも余っちゃうんだけどどうも抜けない。という経験はありませんか?
確かに同じエンジン、同じタイヤで走っている訳ですから、そう簡単に抜けるハズがありません。 |
では、どうすればカッコ良くパッシングを決められるのか!?
まず前のカートと自分の走りを比べることです。そして相手の遅いコーナーと自分の速いコーナーが一致した時、そこが絶好のチャンスとなるわけです。
このチャンスを逃す手はありません。
この場合、そのコーナーとその前後のコーナーがパッシングのポイントとなるでしょう。
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次に抜き方ですが、むやみやたらにインへ飛び込めばいいってもんじゃありません。
例えば、もてぎ北の6コーナーでインを刺そうと思ったら、3コーナーから考える。
場合によっては1−2コーナーから考えていかなければいけません。
これだけでも必ずうまくいくとは限りません。相手も抜かれまいと必死に走っています。自分もベストラインをはずして抜きに行く訳です。
インに飛び込んでいくのは本当に勇気が必要です。
実際にインへ飛び込んでいくときに、前のカートを「抜きたい!抜きたい !」と思っていては絶対抜けないでしょう。
インに飛び込んでいくときには、迷わずズバッと割り込んで「抜き返されないように、抜き返されないように、」と先のことを考えながら抜くのです。 |
よく、抜けそうなのに抜かないで、前のカートの後ろについたまま、レースを終える人がいますが、もったいないですよね。
こういう人は視線が悪いです。前を走るカートの更に2〜3台先のカートを見るようにし、もっと先のことを考えるようにすれば変わるハズです。
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