カントク直伝カート講座

 今回は実践編レース中のポジション取りについてです。

リタイヤしたときに、「目の前でスピンされた」とか「後ろから突っ込まれた」
言い訳をする選手がいますが、少なくとも私のレース経験において、そんな事は絶対にありません。
例えば、目の前のカートがスピン、またはクラッシュしたとします。
それは避けて当たり前。それに巻き込まれる方が悪いと考えましょう
ポイントとして、他のカートの後ろにピッタリつくときには・・・
@常にコーナーの立ち上がりを考えている事。
Aコーナー進入の際、前のカートよりもややイン側をトレースする気持ちで走る事。
B何かあった時、縁石の内側を越えてでもイン側に避ける様に心がける事。
    (アウトへは遠心力に任せれば、いつでも行けるから。)
また、追突される可能性のありそうな集団の中を走行する場合は、「後ろから押されても絶対とばされない」姿勢で走れば大丈夫。
ポイントとして・・・
@コーナー進入の際、前のカートに近づきすぎない。
A後ろのカートが自分のインを刺してきたら、無理な幅寄せをせず、次のコーナーの事を考える。
B集団の中を走行するときは、いろんな事を警戒し、走り方、走行ライン等を工夫する。

 これらの事に気をつけて、後は経験を積む事でしょう。
一番大切なのは油断をしないこと。そして焦らないこと。集中する事と焦るという事は違います。

レース中に「アイツ、あんなにアセって...ばかだなぁ」と考えられるくらいになりましょう。

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