今回は入門者編、「ギヤレシオ」について。
「ギヤレシオ」とは減速比の事で、エンジンが発生する動力をリヤアクスルに伝達する際、
回転をどれだけ変速させているかを示す値です。 |
よく、那須は○○枚、もてぎは○○枚、といいますが...。
これはおそらくドリブンスプロケットの歯数を言っているのでしょう。
正確に『ギヤレシオ』を表すにはドライブスプロケットの歯数も必要なのです。
ギヤレシオ(減速比)は次の式で算出できます。 |
(ギヤレシオ)=(ドリブンスプロケットの歯数)÷(ドライブスプロケットの歯数) |
これで出てくる値が大きければ低速向き、小さければ高速向きといえるでしょう。
例えばギヤレシオが8.0だとすると、エンジンが8回転するとリヤアクスルが1回転する
という事。
使用するエンジンのトルク特性を考慮し、コースレイアウト、コンディション、シャーシセットにあわせて、ベストなギヤレシオをチョイスしましょう。 |
ちなみにKT100エンジン搭載のクラスで、那須で6.4〜6.7
もてぎでは7.1〜7.4といったところでしょう。 |
また、スプロケ&チェーンには「219」と「215」の2サイズがありますが、
215サイズの方がフリクションロスも少なく伝達効率が良いので、KT、PRD、K55等の
ワンメイククラスの中では主流になりつつあります。 |
おまけ・・・「ギヤレシオ換算表.pdf」 |
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