カントク直伝カート講座

 先日のレースで、エンジンが掛からずに悔しい思いをした人が何人かいました。

普段の練習では難なく掛けることができるのに、どうして「いざ本番!」という時にうまく掛けることができないのでしょう??
考えられる原因は2つ...。

  @エンジンーキャブなどの調子が落ちてしまうなどの「メカニカルトラブル」

 A極度の緊張などが原因で冷静さを欠いてしまうなどの「ドライバートラブル」
@の場合はそういうことが起きないように事前にエンジンのメンテナンスやキャブレターのオーバーホールをしておくことでトラブルを回避できるはずです。
また、気温の高い日はキャブレター内の燃料が蒸発してしまい、そのまま押し掛けをしても燃料が足りなくて掛からない場合があります。
これを防ぐには押し掛け前にきちんと燃料をおくってやることが大切でしょう。

Aの場合になると、これはもうドライバーの問題。
「本番だ」ということで舞い上がってしまい、アクセルワークがラフになっている人がよく見受けられます。
「エンジンが掛かりやすいアクセル開度のところで掛かるまで待つ」という押し掛けの際のペダルワークの基本をしっかり体にたたき込んでおきましょう。


また、押し掛けを手伝う人は、「もし、掛からなかったら!!」という緊迫感を持って、単なる「お手伝い」ではなく、自分のレースのつもりで、足がついて行かなくなるまで思いっきり押してやってください!!(転んだり、後ろのカートにひかれないように...)

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