カントク直伝カート講座

　今回は「工具の使用」についてです。

まず、工具というものを皆さんはどう認識していますか？
Ｔレンチを、スパナを、手に取って眺めてみて下さい。

「もともと、この工具はどんな意図があって造られたんだろう？」と考えてみて下さい。
貴方はその工具、間違った使い方をしていませんか？

工具は便利です。使い方が上手ければ作業時間も短縮されます。
しかし、間違った使い方使い方をしてしまうと、ネジをナメたり、部品を壊したり、時にはケガをしてしまうこともあるでしょう。

組み付ける部品一つ一つの気持ちになって、素手、指で組める部品、ボルト、ナットは出来る限り工具を使わずに手で締めてみましょう。
そして、手で締められなくなったところで、はじめて工具を使い、本締め、増し締めを行いましょう。

それが作業の基本です。

そうすることで、今までより更に一つ一つの部品やボルト、ナットの意味、大切さが解ってくると思います。

　エキスパート達が巧みに工具を使いこなし、（最近はインパクトなどもありますが．．．）
作業している姿は格好良く、それにあこがれるのも解りますが．．．．。
また、彼等も基本からスタートしているのです。

　「ネジなめちゃいました．．．」とよく言ってくる貴方やあなたやアナタ！！
ドライビングだけでなくメカも基本が大切です。

本日の格言．．．「手は最良の工具なり」

それでは、また．．．。

カントク直伝カート講座TOPに戻る