カントク直伝カート講座

 皆さんこんにちは。いよいよシーズンオフに突入ですね。
この間に来シーズンに向けて、フレームの買い換えを考えている人も多いでしょう。

といっても、フレーム1台買うというのはものすごい出費です。
本人にとっては、まさにビックイベントでしょう。
フレーム選びも慎重になるハズ。というわけで、
今回はフレームの話
 カートのフレームには様々なメーカーがあります。
一見すると色が違うだけで同じ物のように見えますが、各メーカーが研究し、その細部までノウハウをそそぎ込んで作られています。

そのため、メーカーやモデルが違えばセッティングの方法、得意とするコーナー、コンディション等は微妙に違ってきます。

つまり、どのフレームに乗っても、そのフレームの特徴を掴み、それに合わせたドライビング、セッティングを施さなければ、速くは走れないという事。
しかし、それは全日本経験者等の上級者ならともかく、一般ユーザーでは非常に難しく、時間のかかる事でしょう。
自分のセッティング能力にちょっと自信のない方や、セッティングの事で悩むよりもドライビングに集中したい方は、各ショップの「主力メーカー」を選ぶことをオススメします。
 ほとんどのショップ、チームは主力メーカーのフレームを使用して全日本等の上級カテゴリーを戦います。
そのレースで試みる数々のセッティングの結果は豊富なデータとして、ローカルレースを戦う皆さんにフィードバックされるのです。
多くのカートショップが「主力メーカー」を1〜2つ挙げているのはこんな理由からなのです。
 
 また、どんなフレームを選んだとしても、走行を重ねれば必ず金属疲労等により「ヘタリ」が生じ、性能が低下していきます。
これをなるべくくい止めるには、常にカートをキレイに掃除し、各パーツのマウント部品、ボルト、ナット、ベアリング、ピロボール等のチェックを怠らない事。
特にリアシャフト周辺のフレーム部分は最もストレスがかかり、クラックが入りやすいので、なめ回すようにチェックしましょう。

マシンも人の病気と同じように早期発見-早期治療が大切です。

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