今回はドライビングポジションについてお話しましょう。
ステアリングは「10時10分でグリップ...」等々...
色々とモータースポーツ誌にも書かれていますが、大切なのはドライビング中に「自然」でいられる事。 |
「自然」というのは精神的にも、肉体的にも落ち着いているという事。
「あんな過激な乗り物に乗っているんだから、自然でなんかいられるか!!」というのはごもっともですが、いかにそれに近い状態でドライビングできるかという事なのです。
その理想に近い状態でドライビング出来れば、走行中に物事を的確に判断できるだけでなく、体力的にも疲れ方が激減するはずです。
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では、具体的にどうポジションを決めていけばいいかというと...
・ステアリングの位置
・ペダルの位置
・シートの位置
この3点で調整するというのはご存知の通り。ここで皆さんがなかなか自分で触れにくのが「シート」ですね。
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メーカーやショップで推奨するシートポジションは、一般的な体型を基に前後バランスや走行中の荷重変化を考慮した、あくまでも基準であるという事を覚えておきましょう。
カートでのドライビングポジションは、ベストな位置にドライバーが出来るだけコンパクトに(手足も含め)収まるのが理想です。
人の体型は、「猫背の人」もいれば「背すじのピンと張った人」もいます。「足の長い人」もいれば「そうでない人」もいる。まさに十人十色です。
それを全てひとつのポジションに納めてしまおうというのは、到底無理な話です。
とはいえ、セッティング経験の少ない人が、むやみにシートをいじるのは裏目に出でしまう可能性大です。
もし、数週走っただけなのに異常に疲れを感じるようなら、自分のフィーリングや希望をショップスタッフやエンジニアにうまく伝えて、変更してもらう事をオススメします。
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