今回はメンテナンス偏。「貴方のキングピンは曲がっていませんか?」。
まず、「キングピンって何??」っていう人に...「キングピン」とはメインフレームとナックルの可動部分の軸になっている...早い話が「ボルト」ですね。 |
そのキングピンの外側にはベアリングがあります。エリオットタイプではフレーム側に、逆エリオットタイプではナックル側にベアリングが埋め込まれています。
ステアリングの操舵に応じて、キングピンを軸にナックルが弧を描くという構造になっています。
このパーツはコーナリングの際にカートの全重量+αを受け、非常に負担がかかっている、消耗の早いパーツだということを覚えておきましょう。
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チーム員のカートをチェックすると、真っ直ぐなハズのキングピンが、S字を描く程曲がっている事がよくあります!!
これでは、アライメントに大きく影響しているのは言うまでもありません!!
実は先日のレースでカートレース歴10年のO選手も、レース直前にこの状態が発覚!!大慌てで修理しました...。 |
簡単なチェックの方法としては....
@キングピンを少し緩める
Aキングピンをゆっくりと回してみる(偏芯アライメントアジャスターが入っている場合には、それが一緒に回ってしまわないように注意!)
Bこの時、回しながらナックルのスピンドル先端やタイヤをよーく見て、振れているようならキングピンが曲がっているという事です。
また、キングピンの外側にある「ナックルベアリング」もキングピン同様大きく負担がかかる箇所なので、まめなチェックー交換をオススメします。
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