カントク直伝カート講座

寒いですねぇ〜。冬は寒いです!
当然、路面温度も低いです。ということは『タイヤがベストグリップする適正温度まで暖まりにくい!!』

冬期にもいろんなレースがありますが、皆さんはどう対処するつもりですか?
その対処法を挙げてみましょう。

まず、マシンセッティング。

機械的に考えた場合、グリップ向上にはタイヤに多くの荷重を与えればいい訳ですが、その手段として次のような方法が考えられます。
○タイヤのエアをやや上げ気味にする。
○トレッドをややナロー気味にする。
○車高を上げる。
○シートポジションを上げる。
○剛性の高いシャフトに換える。
○各ボルト、ナットを増し締めする。
○ホイール、ハブ類を剛性の高い物に交換する。

こうすることでカートに働く慣性がロスなくタイヤに伝わるハズですが、
もし、これでドライブしずらい、難しいカートになってしまった場合は...
路面とタイヤのグリップレベルよりもフレーム剛性が大幅に勝っている証拠です。
実際のグリップ向上よりもドライバビリティを向上させる為に、フレームやシャフトの剛性を下げた方がグリップ
が増し、良い結果が得られるでしょう。
そして一般レベルに於いては、セッティングよりも肝心なのが「ドライバーの心構え」「集中力」です。

その中でも1番のポイントは...
ピットアウトの1周目を滑るからといって消極的にならず、タイムトライアルのつもりで走る。
これを普段の練習から心がけていれば、序盤(走り出して2〜3Lap)のラップタイムは確実に上がるでしょう。

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