いよいよ2005シーズンも開幕が迫ってきました。
シーズンインといえども、まだまだ寒いのがこの時期。
というわけで今回は水冷エンジンをお使いの皆さんにワンポイントアドバイス。
|
人間にとって厳しい気候の時にはマシンにとっても厳しいハズ。
この寒い時期で一番問題となるのがラジエーターの水温でしょう。
エンジンが一番無理なく楽に動ける温度で動かしてやるのが大切です。
外気温が低いこの時期は、冷却水温がなかなか上がりません。そこで、容量の小さいラジエーターに変更したり、サーモスタットを取り付けて最低水温を管理すべきでしょう。
また、走行時の適正温度は、ミッションクラスで主流のYZ125で55〜60度くらいでしょう。
|
冬場では、エンジンを始動させた時の水温はおそらく10度にも満たないハズ。
この状態で走行を開始してしまうと。エンジン各部のクリアランスが適正値に達していない為、エンジンブローにつながる可能性大です。
早く走行したい気持ちはわかりますが、そこをチョット我慢して、暖機運転を行ってから走行を開始して下さい。(最低でも40度くらいまで上げて下さい)
人間に置き換えてみれば準備運動のようなもの。必ず実行して下さい。
|
また、走行が終了したら必ず冷却水は抜いて下さい。
夜の間気温が下がってラジエーターやエンジン内の水が凍ってしまうとラジエーターやシリンダーが割れてしまいます!
また、レースレギュレーションで不凍液が禁止されているのでその点もご注意を!! |
カントク直伝カート講座TOPに戻る |